一度食べた人が、”もう一度”食べたくなるのはなぜ・・・?
いちご大福委員会では、実際に食べて調べてみました!
・どのお菓子を買うのが正解?
・そもそも翠江堂ってどんなお店?
・お土産物として使いたいけど、喜んでもらえる?
・値段はどのくらい?
・大きさはどのくらい?
・子供でもおいしく食べられる?
こんにちは、いちご大福委員会の桔梗(ききょう)です。
コンビニスイーツで洋菓子は手軽に楽しめるようになったけれど、和菓子のラインナップの少なさにフラストレーションを溜める今日このごろ。
わたしは緑茶やほうじ茶に合うお菓子を求めているのに・・・!
最近では、緑茶やほうじ茶の方から洋菓子に寄せていくスタイルも見かけるけれど(ほうじ茶ラテなど)・・・。
ちがう・・・ちがうの・・・!
そうじゃないのよ私の求めているものは・・・!
そんな折、委員会に素敵な情報が。
「毎日食べられる」「リピート10回目」「近所にあったら確実に通う」
そんな和菓子屋さんが、都内にあるとのこと・・・!
実際に食べて、リピ続出の秘密を明かします!
フレンチの魔法がかかった贅沢いちご大福
「シャンパンいちご大福」は、フレンチと古酒ワインの美しいマリアージュ(「結婚」と表現されるほど最高の組み合わせ)をテーマとする東京・銀座のミシュラン一つ星フレンチレストラン「レヴェランス」から生まれたいちご大福です。
フレンチシェフ特製のシャンパンジュレといちごの甘酸っぱさがマリアージュする、和菓子とも洋菓子とも表現しがたい透明感があって華やかないちごデザートに仕上がっています。
大粒のいちごを使用しているため1個が大きく、初めての方は食べきれるか少し不安に思うようですが、いちごの中心をくりぬきシャンパンジュレを閉じ込めてあるので、みずみずしく、口当たりも軽いため一つ食べても重さを感じない仕上がりに。
女性でも一度に2つ、3つと食べられる人もいるようです。
参考価格:4,104円(税込)
「翠江堂(すいこうどう)」とは
翠江堂は隅田川のほとり、中央区新川に本店がある80年の歴史をもつ老舗和菓子屋。
都内では、苺大福と言えば翠江堂と言われるほどの有名店です。
保存料を使わない製法で作られる、季節感あふれる色とりどりの和菓子が人気です。
翠江堂をおすすめできる人
・自分用のおやつとして和菓子を求めている方
・年配の方へのお土産物として
・「正統派」「伝統」が好きな人
・洋菓子が好きな人に、敢えて薦める和菓子として
・ボリュームを求めている人
・その日のうちに食べられない人
※お取り寄せはありません!
翠江堂のお客様には、「自分で食べる用」として買われる方が多いようです。
特に人気なのが、いちご大福。
大福にいちごが入っているというよりは、いちごが餡と求肥を纏っている、というイメージです。
求肥がとても柔らかく、儚く溶けるような食感。
餡もしっとりしていて、和菓子にありがちなボソボソとした野暮ったさがまったくなく、洋菓子が好きという人にも勧められる大福です。
何より一番のポイントは、いちご大福が一年中用意されていること。
多くの和菓子屋さんでは、いちご大福は、いちごの季節である冬~春にかけてのみ販売される季節限定商品。
翠江堂さんでは、そんないちご大福を年中楽しむことができるんです。
北海道からいちごを取り寄せるなどして、夏でもいちご大福を提供してくれています。
「いつものあの味」を年中楽しめる安心感が、自分のおやつとして、大切な人へのお土産物として、愛される理由なのかも知れませんね。
さて、そんな翠江堂の和菓子を、実際に委員会のメンバーで食べてみて、ぜひ食べて欲しい和菓子、おすすめしたい和菓子を選出してみました。
それではいってみましょう!
翠江堂で必ず買うべき和菓子3選
■苺大福
多くの人が「翠江堂のいちご大福が一番おいしい!」と宣言する、このお店の看板商品。もしあなたが初めて翠江堂を訪れるのであれば、これだけは必ず食べてみたほうが良いお菓子です。またお土産物としても、「いちご大福が苦手」という人でなければ、きっと喜んでもらえる一品です。有名スイーツにありがちな奇をてらった特徴があるわけではなく、ただただ一つ一つの要素のクオリティが高いお菓子。儚げな柔らかさの求肥は、口に含むととろけるような食感です。餡はさらっとした舌触りで、甘さはしっかり。それがいちごの酸味と絶妙なバランスで、いつまでも食べていられそうな幸福感・・・。求肥の柔らかさ、餡の甘さ・食感、いちごの酸味・歯ごたえ。一つ一つで素晴らしいものが、最高のバランスで組み合わさった、リピーター続出なのも納得のいちご大福です。
翠江堂の看板商品である苺大福。一見すれば普通の苺大福ですが、きってみると断面は苺が大きく餡や生地の薄さが際立っています。そう、翠江堂のいちご大福の主役はどこまでも“いちご”。口に入れた瞬間にいちごの酸味と餡の上品な甘みが交じりあうのも、この“薄さ”がポイントなのかもしれません。大粒のいちごの粒の魅力を翠江堂らしい上品な甘さの餡が引き立てる事で、他にはない食味を生み出しています。また、後味もすっきりしており、大福にありがちな後に残る甘さもありませんでした。一つ食べた後、もう一つと手を伸ばしたくなるような魅力をもった苺大福です。
手に持った瞬間、こしあんと苺の感触を掌にずっしりと感じることができるほど、やわらかな求肥に包まれたいちご大福です。ひと口頬張ると、みずみずしく爽やかな苺の香りと酸味が広がり、なめらかで上品な甘さのこしあんがそれをやさしく包み込みます。食べ終えた後の余韻に浸りつつも、またすぐに味わいたくなる魅力を持った一品です。
・一番人気商品。
・通年で販売。
・1つに2粒のいちごが入っている時も。
・毎月15日前後の「苺の日」は看板商品の苺大福が税込165円のセールを実施。
原材料:こしあん
サイズ:82g、7cm
価格:220円(税込)
■そがの里
翠江堂が創業時から作り続けている人気商品がこちらの「そがの里」。小田原・曽我産の青梅の甘露煮を丸々1粒使用し、白あんと上用粉を大和芋をつない生地で包んで蒸しあげた逸品です。梅の甘露煮は上品な甘酸っぱさで爽やかな後味と香り。その甘露煮を包む白餡と、しっとりとした生地は口の中でほどけて溶け合いながら甘露煮の風味を引き立てています。青梅の姿に似せた形でもわかる通り、そがの里の主役は青梅。1年を通して販売している商品ですが、5、6月の青梅が旬となる時期が最も美味しいタイミングだそうです。
サイズ:54g、7cm
価格:220円(税込)
■鹿の子
<TV東京系『和風総本家』【豆柴スイーツ】に登場した和菓子です!>国産の黒豆(大納言)を使ったおまんじゅう。大納言煮込み豆がふっくらと炊きあがっていて、素朴なのにコクがある、一口で幸せになる和菓子。餡はこしあんで、すこし柔らかめ。餡の舌触りはサラッとしていますが、甘さはしっかりあるので、濃い緑茶によく合いそう。大納言煮込み豆のほくっとした噛みごたえと、餡の柔らかさの食感のコントラストも楽しい。一つのお菓子で和菓子の色んな要素を楽しめる、抑えに必ず入れておきたい一品。
・黒豆だけ、黒豆+餡少なめ、黒豆+餡多め、口に含んだ割合で風味が変わる。楽しい
・彩りは無いけれど、黒豆を纏った無骨なフォルムがいい。いぶし銀。
原材料:大納言煮込み豆、吉野本葛
サイズ:54g、5.5cm
価格:198円(税込)
翠江堂でおすすめしたい和菓子7選
■いその月
カステラ風の生地でたっぷりのこしあんを包んだ卵饅頭。卵の黄色とまん丸の形が可愛らしいお菓子。翠江堂の中でも子供からの支持No1の商品だそうです。そのカステラ風の生地はどこか蒸しパンを思わせるような懐かしい風味。ほどける舌触りも相まって上品な餡の甘さをやさしく引き立ててくれます。
サイズ:52g、6cm
価格:176円(税込)
■京かのこ
黒豆(大納言)の煮込みを使った「鹿の子」に対して、白豆を使って作られているのがこの「京かのこ」。中の餡がほんのりピンクがかっていてかわいい!鹿の子と形は同じでも、豆も違えば餡も違う。コクのあるしっかりとした味わいのある鹿の子に比べて、京かのこは優しい甘さ。白あんの風味と相まって、万人に受け入れられそうな角のない味にしあがっています。食感も、黒豆に比べると手亡豆のほうが、若干ですが柔らかいように感じました。色のコントラストも美しく、2つ買って食べ比べるのもおすすめ。鹿の子と京かのこ、どちらが好み?と、話の種にするもの楽しそうです。
・珍しくてかわいいので、友達の家に行くときのプチギフトにぴったりかも!
・マイルドとは言えしっかり甘いので、ほうじ茶なんかと一緒に食べたい。
原材料:白あん、手亡豆(てぼまめ)
サイズ:49g、5.5cm
価格:220円(税込)
■大島饅頭
紛うことなき、おまんじゅう。少し大ぶりなので、食べごたえがあります。とはいえ、「翠江堂ならでは」という個性や特徴はあまりないので、手土産としてはあまり面白みがないかも。「まんじゅう食べたい!」という衝動を抑えられない時に、自分用として◎。皮はいわゆる温泉まんじゅうと同じ程度に、ぱさぱさした感じがします。お飲み物と一緒にいただきましょう。口に含むと、黒糖の香りがふわっと広がるのはさすが和菓子屋さんのまんじゅうという印象。それから本当にかすかになのですが、ニッキのような香りも。なんの変哲もないまんじゅうに見えて、和菓子屋の魂を感じる、隠れた名品かもしれません。
・なんだか安心する味。ほのかに漂う香りは(おそらく)ニッキでしょうか?
・ボリュームがあって「饅頭食べた~」という満足感がある。
原材料:国産の黒糖、小麦
サイズ:50g、7cm
価格:176円(税込)
■道明寺
こしあんの入った淡い桃色のお餅を、塩漬けの大島桜の葉で包んだ関西風の桜餅です。おはぎのような見た目のお餅ですが、とても薄い皮で包まれており、職人さんのあたたかい「手づくり感」を感じられます。中にはなめらかなこしあんがたっぷりと詰まっており、一口食べると、プチッとした桜の葉と、もちっととろけるお餅とこしあんの食感が混ざり合います。あんこのやさしい甘さの中に、桜の葉のさりげない塩気が程よいアクセントとなった上品な味わいが楽しめる一品です。
・皮の部分の道明寺が極小でつぶ感は少なく、お餅のような舌触りでした。
原材料:大島桜葉の塩漬け
サイズ:56g、6.5m
価格:198円(税込)
焼きモンブラン
名前の通り、一見焼き菓子のような見た目ですが、味は紛れもなくモンブラン。中央に一粒丸々栗を包み、同じく栗を練り込んだ生地でしっとりと焼き上げられています。ひと口食べて感じるのは、真ん中の栗のほくほくとした食感と、それを包む生地のほどけるような舌触り。特に生地は甘味も控えめで、ほんのりとした栗の苦味まで心地よく感じられました。上品な甘みや風味も含めて栗の魅力を詰め込んだ大人のお菓子でした。
サイズ:50g、7cm
価格:275円(税込)
桃山
やさしいクリーム色の生地に、きつね色の焼き目が付いた姿からは、どこかなつかしさをそそられます。ほろっとなめらかな口当たりの後に、白あんのさっぱりとした甘味が広がり、おだやかでやさしい味わいの「昔ながらの和菓子」といった印象を受けました。しつこさのない、すっきりとした甘さなので、「甘すぎるのはちょっと・・・」という方にも美味しく召し上がって頂けると思います。
サイズ:44g、5.5cm
価格:187円(税込)
葛饅頭
自家製の吉野本葛の中にこしあんが入った、見た目も爽やかな一品。ぷるんとしたコシのある本葛と、しっとりと甘いこしあんを一緒にすくって頬張ると、口の中でとろけた本葛とあんこが混ざり合い、涼し気な見た目とは裏腹にしっかりとした甘味が感じられます。日差しの強い夏の時期に爽やかな冷茶と一緒に召し上がって、吉野本葛の涼しげな余韻を味わってみてはいかがでしょうか。
サイズ:52g、6cm
価格:198円(税込)
翠江堂の店舗情報
本店
東京都中央区新川2丁目17−13
03-3551-5728
営業時間:9:00-19:00(月~金)9:00-15:00(土)
※日・祝日定休
大手町店
MF KESSAI株式会社
東京都千代田区大手町1丁目6−1 大手町ビル
03-3201-1218
営業時間:10:00-19:00(土・日・祝定休日)
有楽町店
東京都千代田区有楽町1丁目12−1B1
03-6259-1715
10:00-19:00(土・日・祝定休日)
トリトン店
平成30年4月27日に閉店しています。
※イートインスペースはありません。テイクアウトのみ利用可能です。
翠江堂はお取り寄せできる?
インターネットショップはありません。
各店舗にて予約は受付可能です。
保存料を一切使用していないため、消費期限については苺大福は当日中。その他製品は翌日。夏期は1セット100円で保冷材をつけていただけるようです。
まとめ
というわけで、以上の議論を踏まえまして、いちご大福委員会では勝手に翠江堂を「一年中いちご大福が買える、一番身近な専門店」に認定します!
今日の委員会は、これにて閉会。
少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
それではまた!